大菩薩ラインの絶景
大菩薩ラインとは
東京八王子から奥多摩を通過して山梨県甲府市至る国道411号線の区間内を「大菩薩ライン」と言います。
甲府の北東方向にある標高2057mの大菩薩嶺を迂回するように作られたことが名前の由来で、タイトなカーブがいくつもあり、橋の上から川や谷を見ながらライティングを楽しめます。
大菩薩嶺の北東には鶏冠山が聳えているため、道は更に北へ進み多摩川源流付近までは難易度の高いカーブが続きます。
そこからは緩やかな道を奥多摩方面まで駆け抜ける、景色と本格的なライディングが楽しめるルートとなっています。
大菩薩ラインの見どころ
・柳沢峠(茶屋)
甲府側から国道411を北上していくと、柳沢峠の頂上に柳沢峠茶屋があり、ここで食事や休憩が行えます。
また、天気のいい日は駐車場から富士山を眺めることが出来、至福のときを過ごせること間違いなしです。
・道の駅「たばやま」
道路から急な下り坂を降りて入る道の駅「たばやま」は意識しないと通り過ぎてしまうほど入りにくいです。
しかし、ここにはジビエ肉を使ったカレーや、ここでしか買えないお土産もあるので、大菩薩ラインを通ったら必ず立ち寄りたい道の駅です。
また、たばやまから側の方へ下ると吊橋があり、その先には丹波山温泉の「のめこい湯」があるため、ここで温泉に浸かるのもおすすめです。
手軽なツーリングから本格的なルートまで楽しめる
大菩薩ラインは甲府から奥多摩湖までのルートにあるため、関東圏内の方であれば日帰りで手軽に楽しめるコースです。
ここでは主なルートをご紹介してみたいと思います。
・東京~中央道勝沼IC~フルーツライン、国道411~道の駅「たばやま」(お手軽ルート)
このルートは主に首都圏や神奈川、千葉方面から来るライダーにおすすめで、中央道談合坂SAエリアを通過して、勝沼ICで高速から降ります。
(中央道は高速の中でもカーブが多く、細い二車線道路もあるため、ライダーにとってはなかなか楽しめる高速道路でもあります。)
勝沼ICから景色の良いフルーツラインを通り、柳沢峠茶屋に立ち寄って道の駅「たばやま」に向かう。
このルートはほとんど一本道なので迷うことも無く、車通りも比較的少ないためストレス無く楽しむことが出来ます。
この後は国道139号を通り大月ICから帰宅するもよし、奥多摩湖を通り八王子から帰路につくという選択肢もあります。
・関越自動車道花園IC~国道140号経由~雁坂トンネル~フルーツライン~大菩薩峠(本格ルート)
こちらのルートは見どころが沢山あるので、一日でも足りないかも知れませんが満足出来るツーリングが楽しめます。
関越自動車道花園IC~国道140号秩父付近までは時間帯によっては非常に混むので、出発は出来る限り早朝がおすすめです。
(昼間の時間帯では渋滞に巻き込まれ、ストレスフルになってしまう可能性があります。)
道の駅「大滝温泉」まで来ると、道路はほとんど空いており、適度なワインディングを楽しみながら雁坂トンネルまで進めます。
長い雁坂トンネルを超えると、そこからのルートは開けてくるので景色を楽しみながらフルーツラインに入ります。
そこからは柳沢峠を進み、道の駅「たばやま」に向かう流れとなります。
大菩薩ルートを楽しむには
大菩薩ラインは人気のあるコースで、土日祝日や大型連休になるとバイク、車共に非常に多くなるため、初心者ライダーは注意が必要です。
場所によっては道幅も狭く、急なカーブが続く所もあるので、余裕をもって時間に追われない様にツーリングを楽しんで下さい。