ワインディングロードの走り方
ワインディングロードを走る際のコツ
ワインディングロード(カーブの続く山道)では、一般道ではまず起こらないようなことが起こり得ます。
ですから、常に周囲をよく観察しながら運転することが不可欠です。
例えば、突然シカやタヌキなど野生の動物が飛び出してきたり、崖から崩れた大きな石が道路に落ちていたりします。
道の途中に「動物注意」や「落石注意」などの道路標識があったら、特に気を付けて走行しましょう。
ワインディングロードでは、対向車が予想外の動きをすることもあり得ます。
特に交通量が非常に少ない山道では、センターラインを無視してアウトインアウトでカーブを走行している自動車が少なくありません。
そのため、ライダーは注意していないと突然正面から車が突っ込んでくるということが起こり得ます。
また、後ろから来た車が無茶な追い越しをかけてくるということもあるでしょう。
前方および後方から聞こえてくるエンジン音にいつも注意を払い、「危険な運転をする人がいるかもしれない」という意識を持って安全に運転することが大切です。
走行時の注意点もチェックしよう
走行時は「コーナーで十分減速する」という点を意識しましょう。
ワインディングロードではかなり強いカーブが続くことも多く、減速が足りないと容易に転倒したり反対車線へはみ出してしまったりします。
ですから、エンジンブレーキを活用しつつスピードをコントロールしていきましょう。
また、基本的に車線の真ん中を走るように意識しておくなら、万が一挙動が乱れたとしても事故に繋がるリスクを抑えることができるはずです。
おすすめのワインディングロードはここだ
関東エリアでおすすめのワインディングロードは「西伊豆スカイライン」です。
静岡県内を走る国道136号から船原峠で左折すると、県道127号になります。
ここから県道18号と合流する戸田峠までのおよそ11kmが西伊豆スカイとして人気を集めているのです。
多彩なカーブとアップダウンがあることに加えて、お天気が良ければ富士山を遠くに見ながら走ることが可能というのも、各地からライダーが集う理由と言えるでしょう。
また、夕方には駿河湾を仰ぎ見つつ美しい夕焼けを眺めることもできますから、タンデムでツーリングをする人にもおすすめです。
関西エリアで多くのライダーから人気を集めているワインディングロードと言えば「大台ヶ原ドライブウェイ」でしょう。
奈良県の国道169号と県道40号を合わせたこの道路では、自然豊かな景色を楽しみながらおよそ20kmの道のりを多くのライダーが颯爽と駆け抜けていきます。
いくつもの絶景スポットがあるので、写真撮影を楽しみながらのツーリングも良いでしょう。