ETCを搭載しておくとツーリングが楽になる
二輪用ETC取り付け費用はどのくらい?
以前はバイクにETCをつけているライダーは少なかったものの、現在では高速道路の増加や様々な割引によって、バイクへのETC取り付けは必至事項になってきました。
そこでバイクにETCをつけるとどの位の費用がかかるのか、どういった点に注意するべきかを見ていきましょう。
車用ETCとバイク用ETCの違い
ETCには通常のETCモデルとETC2.0という次世代規格があり、両者ともに基本機能は同じですがETC2.0には便利機能や付加価値が追加されています。(ETC2.0は車用、バイク用とも使用可能)
・車用ETC
基本的なETCで、比較的安価なものが多く、中古市場でもセットアップ込みで格安品が多々あるため、非常に入手しやすくなっています。
ETC本体に特殊な構成は必要なく、個人でも簡単に取り付けできるようになっています。
・バイク用ETC
基本構造は同じですが、バイク用には本体一体型と、本体、アンテナ分離型の二種類が存在しており、任意のETCを取り付けることができます。
バイク用の場合、あらゆる天候と振動に対応するため、防水性と耐震性が強化されておりしっかりとした作りになっています。
また、分離型ETCは本体を車内に格納したり、バックに収納して防犯性を高めることにも成功しています。
一体型、分離型それぞれの特徴
・本体、アンテナ一体型
一体型のメリットは、本体にすべてが集約しているため部品点数が少なく取り付けが容易だということです。
ETC取り付けは認定店でのみの取り付けとなるため、自分での取り付けは基本的にできませんが、部品点数が少ない分、価格が安く取り付け時間の短縮にもなるなどのメリットがあります。
その反面一体型はアンテナの機能も果たしているため、アンテナの反応しやすいハンドル周りに取り付けることになります。
そのため、ハンドル周りがごちゃごちゃしてしまい、操作性を損なってしまうデメリットが生じます。
・本体アンテナ分離型
分離型の場合、アンテナとインジケータのみをハンドル周りに取り付けるため、非常にコンパクトで目立ちません。
また、本体を車内に収納することによって防犯性を高め、見た目にもスタイリッシュに出来るメリットがありますが、価格が高いことと作業時間がかかるというデメリットも潜んでいます。
・どちらがいいのか?
それぞれにメリットとデメリットがあるため、どちらがいいということはありません。
愛車に取り付ける際に、どの方法が最善の策かよく吟味してから取り付けましょう。
ETC取り付け方法
現在、ETC取り付けを行うには認定を受けたお店でETCを購入するしかありません。
オークションなどで中古の二輪用ETCが販売されていますが、内部情報の書き換えを行うためには指定のお店に頼むことしか出来ませんが、中古ETCのセットアップは基本的に行っていないので実質購入不可となります。
また、バイクのETC取り付けは配線の取り回しが難しく、車種によってはタンクを外す必要性があるため初心者の方にはとても敷居が高いです。
DIYで取り付けを行いたい方もいるかも知れませんが、今はおとなしくお店で取り付けてもらいましょう。
・少しでもETCを安くとりつけるには?
二輪用ETCは定期的に助成金制度を行っていて、新規登録の場合は1万~2万円ほどの割引が行われています。
助成金制度は全国の店舗で、だいたい同じタイミングで行われるため日ごろからチェックしておくことをお勧めします。