ヘッドライトのカスタムについて
ヘッドライトをカスタムするメリット
バイクのヘッドライト部分はバイクの外観を決める重要な要素です。
ヘッドライトバルブ部分だけなら簡単に交換をすることができますが、より外観部分を個性的にするならユニットごと交換をするというのもおすすめです。
交換をする時にはヘッドライト部分全体を丸ごと交換することになるので一見難しそうですが、ネイキッドタイプのバイクなど構造がわかりやすいタイプであればそれほど難しい組み立ては必要とされませんので、DIYにあまり慣れていない人でも心配はいらないでしょう。
ヘッドライトを交換する最大のメリットは、ライトの光量をアップさせることができることとバルブの寿命を延ばすことができるということです。
バイク・自動車用として使用されているバルブの種類は、「ハロゲン」「HID」「LED」の三種類があります。
このうちもっとも古い規格がハロゲンで、使用されているのは豆電球と同じフィラメントです。
ですので長く使っていると電熱によりフィラメント線が焼けてしまい、最終的には切れてしまって点灯できなくなります。
それぞれの寿命を比較すると、ハロゲンは約1000時間、HIDは約2000時間、LEDは約10000時間と言われています。
単純計算をするとハロゲンランプを使用しているバイクは寿命までLEDの10倍作業が必要になるので、その手間を軽減することができるのはかなり大きなポイントです。
明るさで比較をするとこの3つの中で最も光量があるのは「HID」なのですが、取り付けるためにはかなり内部の構造をいじらなければならなかったり、逆に光量が多すぎて対向車に危険を及ぼすことがあることから違法改造扱いになってしまうものもあります。
現在主流になっているのはLEDライトへの交換で、こちらはハロゲンから比較的簡単に交換をすることができるという利便性があります。
ヘッドライト交換方法と価格の相場
ヘッドライトを交換する場合には、バルブ部分のみの交換もしくはユニットごとの交換から選んで行います。
ハロゲンバルブをハロゲンバルブに交換するというような同規格での交換であれば工具はほとんど必要なく、クラシックタイプのライトなら手動であっという間に交換が可能です。
バルブ自体はバイクショップやホームセンターなどで簡単に手に入るので、そのバイクに適合するものを探して購入すれば数千円程度ですみます。
問題となるのがユニット全体の交換です。
ヘッドランプ全体を交換しようとした場合、安いものなら3000円程度から、高くなると数万円のものの中から選ぶことになります。
一番確実なのがそれぞれのバイクメーカーでの純正品と交換するという方法で、その場合は確実に規格に適合した状態でバルブの規格のみを変更することが可能です。