バイクシートのメンテナンス方法
バイクシートの洗浄方法のポイント
バイクに乗る時にずっと腰をつけたままになるシート部分ですが、長く使っていると色のくすみが生じてきます。
特にもともとのシート部分のカラーがグレーや白に近い色をしているものではくすみや汚れが目立ちやすく、一旦そうした色の劣化が定着してしまうと一気にバイクの見た目が古臭い印象になってしまいます。
最近はそうした汚れに対応するため黒いシートを使うバイクが多いのですが、それでも劣化が起こらないわけではなくなんとなく古ぼけた印象になることがよくあります。
一般的なバイクシートは本革もしくは合皮が使われていることが多く、表面はツルツルではなく適度にゴワっとした素材となっています。
中には排水をよくするために凹凸をつけている素材のシートもありますが、そうした表面の溝部分には汚れがつきやすく、定着すると落ちにくいという特徴があります。
普段の洗車の時にはボディ用の中性タイプの洗剤を使っていることが多いと思いますが、中古で購入したバイクや数年乗ってきたバイクで少し色がくすんできたなと感じたら専用のクリーナーを使って洗ってみてください。
専用のシートクリーナーはバイクショップで多く販売されていますが、シートの素材により適合しないものもありますので、まず手頃に汚れが落ちないか試す意味で台所用洗剤で試しに洗ってみてもよいかもしれません。
シートクリーナーを使用することでより美しく仕上げる
バイク用シートクリーナーとしては、DAYTONAの「アルティシャイン」や、WILLSONの「バイク専用シートのツヤ出し」、YAMAHAの「ヤマループシートクリーナー」といったものが有名です。
これらは価格的に1000円~1500円程度で購入できる製品となっており、ウエスに染み込ませてシートをこするという方法で用います。
スプレータイプとなっているので布の上に出すともこもことしたムース状になるのでそれをシートにつけながらゴシゴシとこすっていきましょう。
シートクリーナーはバイク汚れに特化した性能の洗剤なので、強い力で拭き取るとあっという間にウエスが真っ黒になります。
傷んだシートにはシートカバーを使用して対応
バイクのシートは素材の劣化が進みやすく、また傷がつきやすい場所となっています。
シート部分の劣化を防いだり、もしくは既に傷などができてしまっているバイクにはシートカバーをつけることで見た目をよくすることができます。
バイク用シートカバーはぴったりと全体を覆う形状をしているものが主流で、設置することで乗り心地を良くするという効果も期待できます。
ただし注意したいのがシートカバーにはいくつか規格があるので、自分の愛車に適合するかどうかを確認してから購入してください。