自分に合うヘルメットを選ぶコツ
バイク用ヘルメットの種類
バイク用のヘルメットは大きく5種類で取り扱われています。
なお「ヘルメット」という大きなくくりで見ると、他にも工事用のヘルメットや自転車用のヘルメットなどがありますがバイク用としての規格に通ったもの以外をかぶって運転をするのは道路交通法の違反行為ではないものの、必要な安全義務を怠ったとして加入保険の額に影響が出てきます。
バイク用のヘルメットの規格としては「SG」が最も多く使用されています。
SGにマークは日本国内のバイク用ヘルメットとして流通しているもののほぼすべてにつけられている有名な基準です。
SGと並んで多く使用されているのが「JIS」規格で、こちらは安全性能をより大きく担保するためにSGよりも厳しい基準でテストをした製品につけられます。
その他にも各ヘルメットメーカーが独自に「SNELL」や「MFJ」といった規格を実施してそちらをクリアしていると表記している場合もありますので、より安全性能の高いヘルメットを探したい時に参考にしてみてください。
気をつけたいのが海外から個人輸入でヘルメットを取り寄せる場合で、日本の正規代理店を通さずに販売している輸入ヘルメットには上記のマークがついていないことがあります。
その場合には安全性のテストを国内基準として行っていないとしてやはり保険料に影響してくる可能性がありますので、ヘルメットに関してはきちんと代理店を通した国内流通のものを使うことが勧められます。
ヘルメットの形状には、フルフェイス、ジェットタイプ、ハーフタイプなどの種類があります。
このうち最も安全性が高いのがフルフェイスヘルメットなのですが、顔全体を覆う形状をしていることから女性ライダーや開放感を重視するライダーからは敬遠されたりします。
ジェットタイプの場合顔の前面が開いているので気軽に着用することができ、メイクが崩れにくく視界を広くとることができるというメリットがあります。
自分に合ったヘルメットの選び方
自分に合ったヘルメットを選ぶときには、「規格」「形状」そして「サイズ」から選ぶことが大切です。
規格については上記の種類のものがステッカーという形で貼付されるので比較的簡単に見分けることができます。
形状は全体のデザインもありますので、実物や詳細なカタログなどを見ながら選ぶようにしましょう。
ヘルメットにはいくつかサイズがあるので、自分の頭の大きさを計測しつつフィッティングしながらピッタリのものを選んでください。
かぶったときに頭にフィットせずグラグラ動くような場合には、内部にパッドなどを入れて大きさを微調整していきます。
ヘルメットと頭の間に大きな隙間があると、実際に衝突や転倒が起こった時にダメージが大きくなってしまいます。