タイヤの種類や特徴
バイク用として使用されているタイヤの種類
バイクのタイヤは「命を乗せて走る」という言葉がまさに適切な、非常に重要なパーツとなっています。
二輪しかないバイクのタイヤはその状態が直接運転に影響してくるので、普段からこまめに状態をチェックして異常があれば早めに交換していくようにしましょう。
まずバイク用として使われているタイヤですが、種類を大きく分類すると「バイアスタイヤ」「ラジアルタイヤ」「トレールタイヤ」「競技用タイヤ」の4つになります。
このうち市販のバイクに使用されているのは「バイアスタイヤ」および「ラジアルタイヤ」となっており、「トレールタイヤ」と「競技用タイヤ」は公道以外のサーキットや競技場でのみ使用されるのが一般的です。
ラジアルタイヤにも種類があり、スポーツ向けやツーリング向けのタイヤがあります。
基本的にはバイク用のラジアルタイヤとして販売されているものの中からホイールの径にあったものを選ぶことで間違いなく交換をすることができます。
ちなみにバイアスタイヤは比較的価格が安く、250ccや400ccのバイクで多く使用されているのを見かけます。
一方のラジアルタイヤはミドルクラスからのバイクで多く使用されており、グリップ力が強くスポーツ走行をすることができます。
ざっくりとした分け方で言えば、バイアスタイヤは乗りやすさを重視しており、ラジアルタイヤはグリップ力を必要とされる高度な走行をするのに適していると言えます。
タイヤ本体の溝はバイアスタイヤは大きくつけられているのに対し、ラジアルタイヤは比較的少なく浅めになっています。
そのことから雨天時にはバイアスタイヤの方が安定的な走行ができ、ラジアルタイヤはスリップをしやすくなってしまう特徴があります。
タイヤの寿命とサイズの見方
タイヤの寿命はそのバイクの走行距離や走行方法が大きく関係してきますが、基本的は毎日のチェックで溝の部分にあるスリップサインが出たら早めに交換をするのが望ましいとされています。
全く乗らない場合であっても素材のゴムは経年劣化により硬化してしまうという特徴があるので、だいたい4~5年に一度交換するのが目安となります。
バイクの場合はあまり多く使用されていませんが、スタッドレスタイヤの場合は若干寿命が短く、3年ごとに買い替えをすることが推奨されています。
タイヤの選び方についてはタイヤ本体についている記号から判断をします。
バイク用タイヤについている記号は「190/55 ZR 17」といった表記がされています。
この記号を例にすると「190/55」は「タイヤの総幅/タイヤの扁平率」となっています。
その後にある「17」という数字はリム径となっているので、この3つの数字をあわせることで交換しても適正なサイズのタイヤを探すことができます。